仕事とは自分の人生にとってどういう意味を持つのか

実は弟から届いたメールに書かれていた問です。
どうやらいろいろと悩みがあるようで、私がどう考えているかを聞かせてほしいということでした。

なかなか難しい質問です。
これが仕事は何のためにやるのですか?という聞かれ方であれば、迷うことなく家族と生活していくため、生きるためと答えます。
それも意味だと言えなくないと思うのですが、たぶん彼はそういうことを聞きたいのではないのでしょう。

やりがい、自己表現、何らかの目的等々、いろんな言い方や考え方があると思いますし、年齢や今の状況や背景によって変化するものと思います。弟からの問いかけで改めて自分を振り返ってみたのですが、もうずいぶんとそのように考えたことがないことに気が付きました。いつからかは定かではないのですが、おそらくサラリーマンとしての再就職する考えを捨て、長く働き続けられることを念頭に置いて行動することを決めたあたりではないかと思っています。

では、何が変わったのかということですが、漠然とですが、仕事を中心に位置づけてものを考えているのではなく、自分を中心に人生や仕事などを位置づけているイメージです。
決して、自己中心的に我儘にという意味ではありません。
どんな仕事であっても、仕事をしていく中で必然的に我慢をしたり、自分をあわせていくことにはなると思うので、中心軸を仕事に置くのではなく、自分とはどんな人間でどこを目指しているのか(「素の自分」)を中心に考えたり取り組んだりするようになっている。ということです。

振り返って考えていく中で私の中で一つだけ明解なのは、自分の中のすべてと真摯に向き合わないと見つからないもので、個々人の中からしか見つからないのだろうということです。
どこが転換期だったのかのお話は割愛しますが、定期的に自分を振り返って「素の自分」へ意識を向けることが重要なのだと改めて認識し、しばらく振り返っていなかった自分を反省しました。

今のタイミングで気づくことになったのも何かの縁なのでしょうか。気づかせてくれた弟への感謝と備忘録としてここに残しておきます。