カスタマーハラスメントの防止対策にむけたマニュアル作成の動き
厚生労働省から、令和3年7月26日に開催された「第3回 顧客等からの著しい迷惑行為の防止対策の推進に係る関係省庁連携会議」の資料が公表されています。
近年、労働者に対する悪質なクレームなど顧客等からの著しい迷惑行為(いわゆるカスタマーハラスメント)が問題化しており、令和元年5月末に成立した「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律等の一部を改正する法律」の附帯決議においても、その防止に向けて必要な措置を講ずることとされました。
そこで、関係省庁が密接に連携し、こうした行為の防止対策を総合的かつ効果的に推進するために、この会議が設置されました。
今回の会議では、企業及び業界における効果的な防止対策の在り方の整理などが行われました。
先に行われた関係団体などからのヒアリングの論点を整理すると、マニュアルと意識啓発の必要性が高いということです。
今後の取組としては、次のような内容を示しています。
〇令和3年度に厚生労働省において企業向けのマニュアルを作成予定。
〇マニュアルは関係省庁連携での議論等も踏まえ作成し、完成後は関係省庁と連携して周知。
〇さらに、カスタマーハラスメントに対する社会全体の関心を高めるため、ポスターを作成し、関係省庁が協力して普及・啓発を行う。
どのようなマニュアルになるのか? 今後の動向に注目です。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<第3回 顧客等からの著しい迷惑行為の防止対策の推進に係る関係省庁連携会議/資料>
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_20098.html